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2014.12.05
「1万人の第九」に参加します!!!
#その他

あっという間に、今年も12月を残すのみとなりました。

今年は人より少し早く年末を感じている、デザイナのマルさんです。

 

私は12月になると、ヴェートーベンの第九を聞きに行くというのが、毎年の年末行事になっています。

 

いつもは聴き手だったのですが、今年は「1万人の第九」に歌い手として参加することになりました!

 

そのレッスン等が事前に行われている為、今年は人よりも早く年末を感じています。

 

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ご存知の方も多いと思いますが、毎年末に「1万人の第九」というイベントが大阪で開催されます。

全国から1万人が集まり、総監督佐渡裕さんの指揮のもと、ヴェートーベンの第九をドイツ語で合唱します。

(詳細を知りたい方は以下URLでご確認下さい。http://www.mbs.jp/daiku/

 

「1万人の第九」に参加するのは、意外と簡単です。ちょっとした運と、努力と楽しむ気持ちがあれば、十分だと思います

1万人の中には、初心者もいれば、合唱団の人や何年も参加しているベテランの人など、子供から大人まで様々な人がいます。

 

参加するために、先ずは参加者の抽選が行われます。

1万人が参加できるので楽勝と思われますが、今年も4千人くらいが抽選で外れるほど、倍率は高いそうです。

 

抽選に当たれば、9月からの3ヶ月間で12回の合唱レッスンを行い、その後本番を迎えます。

 

私は楽器をきちんと習ったこともなく、楽譜も音符もまるでわかりません。

もちろん、ドイツ語が話せることもなく、しかもどちらかというと音痴です!!

それをたったの12回のレッスンで何とかなるように頑張るという壮大なイベントです(笑)

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指導は、オペラ歌手の大谷圭介先生、ピアニストの小林千恵先生にして頂きました。

大谷先生は、レッスンの間にもオペラ出演される等活躍されている方で、レッスンの最終日には「オーソレミーヨ」を歌って頂き感激しました。小林先生は発声練習の時の伴奏で、明るかったり暗かったり、ピアノでいろんな感情を引き分けられたり、第九の伴奏では、本当に10本の指だけで引いているの???と、ビックリするほど一度にたくさんの音を奏でていて、聴き入ってしまいます。

 

毎回のレッスンでは、発声練習から始まり、ドイツ語の読み方、ピアノに合わせてパートごとの練習、そして合唱の練習を行います。時間は2時間ほどです。

パートはソプラノ、アルト、テノール、バスの4つに分かれます。

 

私のパートはアルトですが、楽譜の解らない私は、耳で音を聴いて何となく歌うことになります。♪ラと言われても、自分の声がちゃんと♪ラの音を出せているかどうかもわからない状態です(>_<)しかも、合唱練習では、様々聴こえてくるパートの音につられてしまいます。

 

そんな私が、どう練習についていくかと言うと、一緒に参加している友達に「それ間違っているよ、テノールになっているよ」と指摘され修正をする、という感じです。まぁ、本番を今週末に控えた今も、私のテノール化は治っていませんけど^^!!!

 

レッスンは毎週土曜日に行われます。

土曜日といえば、本来会社員にとって、少しゆっくり眠れる休日の朝です。

しかし、レッスンが朝10時から始まり、しかも2回休んでしまうと参加資格を抹消されてしまう危機感から、ゆっくりは眠れません。

9月からの毎週土曜日は、毎回眠気との戦いでもありました。

 

もちろん、レッスンはつらい事ばかりではありません。

声を出すということは、ストレス発散にもなりますし、とっても楽しいです。

また、レッスン後の友達とのランチもとても楽しみな時間です!!!

レッスン場の近くには、空堀商店街という昔ながらの商店街があるので、ごはん屋さんもたくさんあります。

 

話はそれますが、

12回休まず頑張った自分へのご褒美ランチを紹介しますね。

 

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日常ではほとんど音楽を聴いたりしませんが、最近では、毎日少しでも時間があると、レッスンCDを聴きながら、ドイツ語の暗譜や音程を確認しながら練習し、もちろん会社の行き帰りも、CDを聴きながらぶつぶつと歌います。周りから見ると完璧に変な人です。

それでも、何とか12回の練習をこなして、何とか形にしたというところで、、

待ちに待った、佐渡レンです。

 

佐渡レンとは、なんと、指揮者の佐渡裕さんから直接指導を受けることができる練習日なのです!!!!

 

12時からのレッスンですが、佐渡さんの姿を間近に見たい!!という熱意により、10時には会場に着き、列に並びました!

もちろん上には上がいて、8時からすでに並んでいる人がいましたが・・

 

そして、早起きした甲斐があり、前から3列目で佐渡レンに臨めることになりました。

(参加するとわかるのですが、事情により、男性パートが会場の真ん中を陣取っています!理由が知りたい方は、ぜひ参加してみて下さいね。)

 

佐渡さんの「1万人の第九」に対する思いや、歌詞の細かな説明を聞き、曲のテンポを指示されながら1時間半練習を行います。

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いつものレッスンの5倍以上の1400人の歌声にもビックリしましたが、佐渡さんの熱意に圧倒された、あっという間の1時間半でした。

正直、何度練習しても、すぐに音が外れてしまうので、もう上手に歌えなくても参加するだけでいいか・・と少しテンションが下がっていたのですが、佐渡レンを受けて、あと一週間、出来る限り頑張って、本番に臨もうと思い直させられました。

 

12月6日には、大阪城ホールで、1万人とオーケストラでのリハーサル。

12月7日には、6千人の観客の前での本番。

 

1万人でひとつになり、歌ってきます!