皆さまいかがお過ごしでしょうか。
カワウソ大好きプランナーの「しおん」です。
さてさて、ボードゲームのお時間です。
前回は台北ゲームショウでしたが、今回は...東京!
➡台北ゲームショウ2025ボードゲーム視察
5月17日(土)、幕張メッセで開催された「ゲームマーケット2025春」の初日に足を運んできましたので、その様子をレポートしたいと思います!
当日はあいにくの小雨模様でしたが、
11:00の先行入場を目指して、10:30ごろには現地に到着できて準備よし。
今回が初めての参加だったのですが、
会場に着いてまず驚いたのは、先行入場組みでもすでに長蛇の列。
開場前から多くの人が意気込んでおり、ボードゲームへの熱量を肌で感じました。
事前にある程度の下調べはしていたものの実際に歩いてみると、
各ブースのタペストリーやチラシのデザインに目を奪われ......。
サンプル展示やチラシが並んでいるエリアもあり、当日になって新たに興味が湧く作品も多数。
出展者それぞれの創意工夫が詰まったブースはどれも魅力的で、
「もしお金が無限にあったら、全部買いたい...!」と本気で思ってしまうくらい。
とはいえ、お財布と相談しながら、気になったゲームをいくつかお迎え。
また、スペシャルステージでは、ポルトガルの著名なボードゲームデザイナー
「ヴィタル・ラセルダ」さんのインタビュー講演も拝聴することができました。
クリエイターとしての姿勢やゲーム作りの哲学に深く感銘を受け、
特に印象に残った言葉を5つご紹介します。
1. 複雑なゲームではなく、奥深いゲームを目指すこと
2. 深みのあるゲームを作るには時間がかかって当然
3. 流行を追うのではなく、新しいシステムに挑戦する
4. まずは自分が「最高」と思える作品に仕上げること
5. 何百回、何千回とテストプレイを重ねてブラッシュアップする
どの言葉も、ボードゲームに限らず、
ものづくりに携わるすべての人の心に響く内容だったと感じました。
ここで、今回の視察で得た学びをまとめておきます。
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① ブースはパッと分かりやすく!
出展作品のゲームイメージや世界観を伝えるために、ブースデザインは重要。
垂れ幕やポスターなど、「遠めに見てもどんなゲームか想像できる」とベスト。
② 試遊はサクッとゲームメイン部分の体験重視
「ここが楽しい!」と思える部分をパッとプレイしてもらうことが大切。
ブースには人が行き交うため、導入を少なくできるとベスト。
もちろん、重厚なゲームの場合には、ゲームルールを理解してこそのため、
出展作品に合った展示、試遊フローを考えたいです。
③ 事前の宣伝
目に留まりやすいブースはどれも、事前の宣伝をしっかりと行っていました。
SNSでの発信やゲームマーケットでの公式カタログに絵付きで載せられるかどうか。
事前の宣伝を行うということは、出展作品の見せ方やPR方法を考えた時間の多さでもあり、作品を完成させることと同じくらい大事にしたいと思いました。
当日の工夫としては、チラシにブース番号を載せる等も効果的と感じました。
④ 会場の工夫
事前情報無しに来る方や会場内をぐるっと見て周る人も多いようで、
サンプル品だけの設置机やチラシだけの設置机がありました。
出展する場合には、そういった会場の工夫は利用できるように考えたいです。
⑤ 会場での特別感
「売る」ことを考えた時、会場価格での割引や特典の付与など、
「今日足を運んだからこそ」の特別感が出ると感じました。
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初めてのゲームマーケット参戦でしたが、
クリエイターとユーザー両方の熱気がひしひしと伝わってくる、
素晴らしいイベントでした!
購入したゲームたちも、近いうちに仲間と遊ぶのが楽しみです。
また次回の開催も、ぜひ足を運びたいと思います!