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2023.05.10
「園部城祭り」 ~ 丹波の子供たち、明智光秀相手に大奮闘!
#お知らせ一般 #イベント

GWの真っ只中、快晴の5月3日(水・祝)、京都府南丹市にて開催されました「園部城祭り(南丹お城サミット2023)」に弊社は出展いたしました。今回は場所が丹波、丹波国です。そう、丹波と言えばこの人、明智光秀。というわけで、今回はいつもの『VS真田幸村』ではなく、以前に弊社で制作させていただきました『VS明智光秀』を可児市さんのご協力のもと引っ張り出してきまして、丹波の子供たちに思う存分光秀と戦ってもらいました!

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もちろん大きなお友達も戦いましたよ。

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よーく見てください。飛んでます、足浮いてます、両足とも(笑)
大人も思わず飛んじゃうVRチャンバラアトラクション。

さて、この園部城祭りはいわば"地域のお祭り"、"市民のお祭り"です。地域に根付いたお祭り。

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地元の中学校・高校の吹奏楽部の演奏もありました。
だけでなく、プロのライブ、和太鼓やピアノ、ギター、マンドリン、ジャズ、弾き語りなどなど、サウンドフルなお祭り。

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祭りの副題が「日本で最後に築かれたお城がここにあった!!」
そう、園部城って実は、"日本で最後に築かれたお城"なのです。もちろんあれですよ、昭和以降に各地で建造・再建された観光向けの城ではなく、本当の城、本物の城として"最後に築かれたお城"なのだそうです。それなりに歴史に詳しいつもりの私もこれは知りませんでした。"最後に築かれたお城"ということは"一番新しいお城"でもあるということ。いつ築城されたのでしょうか。江戸時代には一国一城令なんてありますからね、必要以上に新たな城は作られません。それでもいくつか築城されたので、その最後ということは江戸中期かな?まさか後期はないのでは...なんて思って市役所の人に聞いたらなんとなんと、1869年、明治2年です!明治維新後に新たなお城が誕生していたのですって!ビックリ!
後で調べたところによると、江戸時代前期から主要な建築物は存在していたと。天守はなかったものの、その時点で既にそれなりに城としての構造は有していたと。しかし悲しいことに幕府から城とは認められず、ずっと"陣屋"と称していたと。園部陣屋。で、大政奉還後についに明治新政府から、門や櫓の増築とともに"城"として認められたと。「叡慮」をもって京都の守衛のための"築城"が認められたのですね。園部城の誕生です。そして明治4年にはおなじみ皆様ご存知"廃藩置県"があり、その翌年、すなわち明治2年の完成後わずか3年で城としての役割を終えることになりました。日本城郭史の最後を飾る城、園部城。
そしてなんとその城門は今、京都府立園部高校の校門として使用されているのです。凄いですね、当時の門が門として現役の"門"として使用されているのですよ。あああ、その写真を撮るのを忘れてしまいました。気になる方はネットで検索してください。すぐに見つかります、立派な櫓門が。
すみません、写真も無しに文字ばっかり。ささ、歴史講義はこれぐらいにしまして祭りのリポートに戻ります。

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園部城祭りは園部公園一帯にて行われまして、VRチャンバラアトラクションはこのホールで体験できます。広い。

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ホールに入りますと甲冑が3領展示されています。はい、甲冑の数え方は「領」です。1領、2領、3領です。

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これ見てください、この汚れ、このボロさ!正に本物。ザ・甲冑ですよ。この本物の甲冑をガラス越しでなく肉眼で直接見れるのですよ。貴重です。おっとお客さん、お触りは禁止ですよ。ガマンしてください。

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ふむふむ、小出吉親公着用とのこと。ほほう、小出吉親。皆さん知らないでしょ。でもそれなりに歴史に詳しい私はもちろん知っているのです、小出吉親。そしてそんな私はこんなことに気づくのです。「大阪の陣着用」とのこと。残念、そうじゃない、そこは大坂の陣。

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「埴生城」。皆さん読めますか?読めませんよね。はい、それなりに歴史に詳しい私はもちろん読め... はいすみません。もうほんとにこれぐらいにしておきます。

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何ですかこれは、俳優のサインがありますよ。映画のロケがここ南丹市であったのですね。再来年の大河の主役を務めることが発表された横浜流星さんのサインもありますよ。なんとタイムリーなんでしょうか。

はい、すいません、今度こそ書きます。『VS明智光秀』プレイの様子を。

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この子、光秀を倒すまであと一撃というところで敗れました。惜しい。ギャラリーからは拍手喝采。
さらに今回、こちらも弊社制作『VR湯築城』もVRゴーグルで体験できるようにしてまして(協力:愛媛県)、湯築城体験中のジュラシック兄弟も写ってます。

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VR湯築城にどっぷりハマった子その1。ジュラシック兄弟。
VRゴーグルを被ったまま湯築城の特徴を語り出しました(笑)

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「凄いねん、俺今浮いてるねん」

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息子の雄姿をバッチリ録画。

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光秀との長く激しい戦闘の末、敗北...。敗北の瞬間、ギャラリーみんなが「ああ~(ため息)」
周囲を巻き込んだアツイ戦いでした。

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お昼にはこのホールで講演会が開催。その間はVRは休憩。そして休憩明け、午後の部開始前にも行列が。

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パパママが「斬れ斬れ!」「避けろ!」と熱烈声援。

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火矢を防ぐ際のアクションは「どんだけぇ~」
この子らにも浸透しているなんて、IKKOはもちろんチョコプラが凄いということ。

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VR湯築城にどっぷりハマった子その2。「戦国時代大好きやねん」とパンフを読んでにんまり。

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湯築城に夢中。このVRゴーグルで湯築城復元360°CGを5枚、すなわち戦国時代の湯築城の光景を城内の5ヵ所の地点から体験できるようになっているのですが、この子、CGをしっかりがっつり見て、こちらが教えずとも"湯築城内での5ヵ所の位置"を自力で特定しました。す、凄い...

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で、調子に乗って広いホールをたっぷり使って湯築城を体験。グラビアか(笑)

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下級生にVR湯築城の操作方法を教えるという美しい図。

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カワイイ(笑)

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武藤ばりの戦いを見せるも結果はランクF。一番下(泣笑)

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順番待ちの子供たちが"どんだけ戦法"をアドバイス。それでも喰らった(泣)

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とても多くの子供たちが夢中になってプレイしてくれました。

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湯築城探訪中の大きなお友達。

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光秀に届け!

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女の子も奮闘!

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大砲の弾は伏せてやり過ごすというのはここでもすぐに皆にマスターされたのですがこの子はきちんと前を見て警戒している。素晴らしい。よい兵になれますな。

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そして光秀に勝利。ガッツポーズ。しかもランクS!

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こちらのウィナーは倒した光秀をじっくり見ています。

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ウィナーだけに許される「正」の字記入の儀式。

そして、今回の戦績はこちら。

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ウィナーの「正」が「干」になっているのはご愛敬(笑) 線を引きたかったんです、ずびしっと。

いやぁ、今回も子供たちの笑顔をたくさん見れた、とても気持ちの良い楽しいイベントになりました。関係者の皆さん、ありがとうございました。
またどこかのイベントでVRチャンバラアトラクション、やりたいと思います。子供たちに笑顔を届けます。もちろん大人たちにも。
(9月のあのイベントに行きますよ、姫●城のあのイベントに)

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ねぇ、見たいよねぇ。小学生になったら見れるからね~。すくすく大きくなれよ~