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2014.11.25
「xeen若手スタッフインタビュー第1弾!!」 デザイナー編その1
#デザイナー #採用関連

今回のブログはまだフレッシュな香りが残る若手スタッフに対するインタビュー記事です。

デザイナー、プログラマー、プランナー、の3回に分けて現場スタッフに直撃インタビューしますので、ゲーム会社を目指す人、興味がある人にとって何か良い答えが見つかれば嬉しいです。

それではデザイナー編スタートです! ※インタビュアーは【イ】


【イ】本日は3名の若手デザインスタッフに集まっていただきました。忙しいところありがとうございます。仕事は大丈夫?

【全員】はい!大丈夫です。

【イ】このスタッフブログはゲーム会社を目指す人に結構読んでいただけてる様なので、今日はその気持ちに近いフレッシュな人に集まってもらいました。気軽に答えてくださいね。

【全員】よろしくお願いします!

【イ】まずは自己紹介をお願いします。あと、ハンドルネームもよろしく。

2年目の2Dデザイナー 【ウーロン茶】です。よろしくお願いします。

3年目のモーションデザイナー【猫まんま】です。よろしくお願いします。

1年目の3Dモデラーの【ビビンバ】といいます。よろしくお願いします。

【イ】なんで食べ物ばっかり・・では1人ずつ質問していきますね。

ちなみにウーロン茶さん、猫まんまさんは女性で、ビビンバさんは男性です。

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Q.出身の学科を教えてください

【ウーロン茶】私はゲームの専門学校のゲーム学科で学びました。

【イ】ウーロン茶さんは初めからゲーム会社に入りたくて専門の学校に行ったんですか?

【ウーロン茶】はい。学校も最初からゲーム会社を目指す教育と授業をしていてグループ制作では自分たちで企画から制作まで全部やります。その工程の中で2Dデザインが自分にあってると思い、UIデザイン等の勉強をしました。

【イ】なるほど。ウーロン茶さんはやりたい事がはっきりあってゲーム会社を受けたって事ですね。

猫まんまさんは?

【猫まんま】私は美大のキャラクターデザイン学科出身です。想像しにくい学科かもしれませんが・・・

【イ】美大のキャラクター科ってどんな勉強をするんですか?

【猫まんま】色々幅広くやります。3Dやったりアフターエフェクトで動画作ったり、人形アニメーションを作ったりもします。

【イ】へぇ〜人形アニメーションも。そこはキャラクター全般を勉強する学科?

【猫まんま】キャラクター特化というわけではないですね。ホント色々です。この学科はゲーム志望の人も多かったですね。

【イ】最初はゲーム会社は目指してなかった?

【猫まんま】はい。大学で色々やっていくうちに何かを動かすのに興味が湧いてきてモーションを意識するようになりました。

【イ】なるほど。猫まんまさんは最初にモーションに興味が湧いてそれからゲーム会社を目指す流れだったんですね。

では1年目の新人フレッシュボーイ!ビビンバ君よろしく。

【ビビンバ】あ、はい。僕もゲームの専門学校で、CG学科です。

【イ】ビビンバ君もゲーム制作狙い撃ちですか?

【ビビンバ】はい。アニメ科もありましたが僕もウーロン茶さんと同じでゲーム会社を目指して学校に入りました。

【イ】授業内容もそれに特化したものでした?

【ビビンバ】いえ、それだけではありませんでしたが、自分で3Dソフトを購入してゲームに必要そうな勉強を独自にしていました。

【全員】スゴイ!!熱い男!

【ビビンバ】いえいえ・・そんな事は無いですよ。

【イ】確かウーロン茶さんもフォトショップを買って練習してたとか?

【ウーロン茶】はい。中学の時からペンタブで絵を描いてますね。

【イ】自分の時代と次元が違うなぁ・・・スゴイ。皆さんのバックボーンが少しわかってきたのでもう少し学生時代の話を聞かせてください。

【全員】はい!

Q.学生の頃どういった勉強をしていました?あと何に力を入れていましたか?趣味とかでも構いませんので教えてください。

【ウーロン茶】授業内容を一度先生とひと通りやってから、放課後ノートを見ながら自分でやってまとめなおすのを徹底していました。とにかくわからないところをそのままにしないで理由が分かるまでやっていましたね。

【イ】スゴイ・・怠け者には凹みそうな答えですね・・

【ウーロン茶】だって先生がめっちゃ授業を進めるの早かったので・・・

【イ】何故そうなるかを理解する努力や探究に力を入れていたんですね。プライベートでは?

【ウーロン茶】え〜と、ネットゲームをしてました。高校までは相当な廃人プレイをしてましたが専門学校に入って更に火がつきました。

【イ】うわ、廃人に火が付いたら何になるんだろ〜。ただ確実に今の仕事に生かされてそうですね。

では猫まんまさんは?

【猫まんま】手書きアニメーションを作る授業に力を入れました。そこで絵を動かすのが楽しかったのでそこからモーションデザイナーを目指しました!

【イ】最初からモーションデザイナー1本で就活してました?

【猫まんま】結構ぎりぎりまで迷って3年の後半でそれで行くって決めました。

【イ】確かに美大生で最初からモーションを目指す人って少ないもんね。仕事があるか心配はなかった?

【猫まんま】それもありましたが、あたって砕けろでいきました!

【イ】うお!頼もしい。他に夢中になってた事ってあります?

【猫まんま】絵を描いたり、ゲームしたりですね

【イ】結局作るのが好きなのね(笑) でもよく考えたら皆その延長線で今の仕事に就いてるのかもなぁ。ビビンバ君はどうでした?

【ビビンバ】基本的なツールの使い方は教えてもらえましたが、毎月テーマを決められてその範囲でみんな自由に制作してました。教科書はほとんど見ないで各自が自分にあった参考書を見つけて制作して最後に見せ合う感じでしたね。

【イ】自由というか自主的な感じですね。

【ビビンバ】僕は学校のツールが物足りなかったので自宅で最新版を購入してやってました。授業というよりは趣味を学校でやってる感じでしたね。

【イ】出た!ここにも "作るのが趣味の人"!みんな若いのにしっかりしてるなぁ・・あ、では質問を続けますね。

【全員】はい!

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Q.入社して今までどういった仕事に関わりましたか?

【ウーロン茶】ソーシャル系のプロジェクトでUIや衣装、アイテム等の2Dデザインをしています。

【イ】衣装やアイテムのデザインというのは具体的にどういう作業ですか?

【ウーロン茶】最初にプランナーさんから必要な素材リストをもらい、そこからザックリとした線画のラフを何案か描きます。先輩デザイナーにチェックしてもらい良いのがあれば更に絞ってアイデアを詰めていきフィニッシュまで持っていきます。

【イ】デザインは基本的に最初から最後までやるわけですね。そこでデザイン作業は終了?

【ウーロン茶】いえ、そこからプログラマーさんにお願いして実機画面に表示してもらいます。画面で確認して見栄えが悪くないか、変な箇所はないか修正と調整を繰り返してデザイン作業は終了します。慣れてきたらネタも提案していけるので、ホントに最初から最後まで面倒見てるって感じですね。

【イ】そうなってくると更に作業に愛着もわきますね。

では次に猫まんまさんはどうでしたか?

【猫まんま】ゲームのカットシーンのカメラの演出を作ったり、箱みたいな簡単な形状のオブジェのモーションを担当しました。

【イ】カメラ演出や箱のモーション担当というのは最初から複雑なモーションは難しいからですか?

【猫まんま】はいそうですね。ただ徐々に慣れてきて人型のモデルのアニメーションをやるようになって、その後格闘シーン等もやりました。ヒィヒィ言いながらやってましたが楽しいです!

【イ】お!ちゃんと作業内容がステップアップしてますね。

ビビンバ君はどうでしょう?

【ビビンバ】武器のモデルを作りました。据え置機と携帯で対応する制作でしたので、まずはハイモデルを作って後に携帯ゲーム用にリダクションします。

【イ】その作業って難易度的にはどうでした?

【ビビンバ】リダクションは未経験だったので最初はさっぱりでした・・難しいです。そのためのノウハウは初めて知りました。

【イ】武器の3Dモデル作成というのは武器のデザイン画から担当するのですか?

【ビビンバ】デザイン画は既にあったのでモデルを作ってテクスチャを描いて一通り作業しました。最近は世界観とサイズだけ指定があって形状は好きにデザインしていい事が増えてきましたのでデザイン画から描いてモデリングできるようになりました。

【イ】ほぉ〜それはいいですね。ではちょっと学生時代の質問に戻します

Q.学生時代にやってて役に立った事はありましたか?

【ウーロン茶】チーム制作に力を入れてやっていたのが今役に立っています。

【イ】具体的にどういった事でしょう?

【ウーロン茶】デザインだけでなく企画出しをしたり、チーム全体を見る制作進行の作業ですかね。今の仕事で案出したりテキストを作る作業もその時まじめにやってたのが役に立ってると感じてます。その時はしんどかったですが・・

【イ】確かに1人でデザインしてたらあまり通らない箇所ですね。学生時代に経験したのは大きいかと思います。

猫まんまさんは?

【猫まんま】自分でキャラ絵を描いてアニメーションの中割りなどがわかってたのは役に立っています。

【イ】PCを使わず1度手描きで全部描いてるって事?

【猫まんま】はいそうです。その経験があるので3Dソフトでモーションを作る時に役に立ってると感じています。

【イ】確かに1度手に付いた記憶って忘れないもんなぁ。いい事聞いた気がします。

ビビンバ君は何か役にたちました?

【ビビンバ】趣味でコンセプトアートやラフ画等の2Dよりな事もやってましたので、ゼロからモデルを作る時にデザインで悩むことがないのはそれをやってたからかなと思います。

【イ】どんなデザイン職種でも絵を描くのはやっぱり大事ですね。

【ビビンバ】あと柔道を8年やってましたがその流れで筋トレしてたのが役にたってます!

【イ】それは・・どういうとこが・・?

【ビビンバ】社内バーベキュー大会のテント運び等の力仕事です!

【全員】あ〜!(笑)

【イ】ビビンバ君はマッチョマンでもあるので何かと力仕事をふられそうですね(笑)

それで質問を続けますね。

【全員】はい!

Q.今苦労してる事。学生時代これをやっておけばよかった事ってありますか?

【ウーロン茶】一点集中型過ぎて、そこから外れた違うデザインをする時に苦労しています。

【イ】頭の切り替えって事?

【ウーロン茶】ポイントを抑えてデザインする事ですかね・・選り好みせずいろいろなジャンルに触れておくと良かったなぁと。

【猫まんま】そう。モーションでも「あのアニメのこういう動き」「あの技の様に」と言われたりすることがあって・・

【全員】あーはいはい。

【イ】基礎知識として知ってる前提で話がでますね。相手が女性でも格闘用語とかバンバン出ますし(笑)

【猫まんま】いろんな映像やアニメ、ゲームを観て引き出しを増やしておくとよかったと思いますねー。学生時代はなかなかわからなかったですが・・。今ではロボットや武器もチェックしてますよ!

【全員】おー!

【ビビンバ】僕はいろんなツールを触っておくとよかったと思いますねぇ。ツールの使い方で学生時代と違うツールだと最初なにこれ?ってなったので・・

【イ】使いこなせなくてもそのソフトのインターフェースを見た事ことがあるだけでもいいですよね。ウインドウはこの辺にあったなぁとか。

【ビビンバ】はい。そうです。全然知らないのと見た事があるとでは全然違いますね。今は体験版とか無料で手に入りますので自宅でもできると思います。あと、学生時代は他職種との関わりが無かったのでそこを学生時代に経験したかったですね〜

【イ】デザイナーだけの学校だと難しいですが、総合学校ではできるだけ交流してきてほしいですね。

では次に。

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Q.学生時代と今の違いで何か実感した事は?

【ウーロン茶】学生時代は作品を先生に見せて終わりでしたが、今はデザインリーダー、クライアント、ユーザーからのジャッジがあるのが最大の違いです。次のデザインに活かそうとか、喜ばれるようにと考えが変化しました。

【イ】作品のジャッジが悪かった時は?特にネットとかで

【ウーロン茶】反省しつつも内心はのた打ち回ってますー(笑) でも反応があるのはモチベーションにつながってますよ!

【イ】まぁ悪く言われたら誰でも凹みますね(笑)

【ウーロン茶】あと、他のゲームをプレイしててダメなところを見つけても「ここは仕方ないのかな〜」とか「何とかなるんじゃないのかなぁ〜」って考えるようになりました。

【イ】どうしても作り手の視点で遊ぶようになりますね。

【猫まんま】学生時代は楽しいだけで作ってたけど仕事だとユーザーさんが喜んでくれるかが気になります。原作つきの仕事でその再現度を喜ばれると "よっしゃー" って思いますね!原作に触れるとその良さも分かってきますので興味がなかった分野でもだんだん面白くなってきます。

【ビビンバ】作ったものがゲームショーに出たり本に掲載されたりという感覚が今まで無かったですね。自分が1からデザインしたものがそのまま載ってたりしました。あと、生活リズムも変わりました。

【イ】生活リズム?

【ビビンバ】社会人になって自分の給料で家事などでどう工夫しようかと考えるようになりました。今考えると学生時代はすごく無駄の多い生活をしてたなーと思います。

【全員】ほう〜

【イ】そのへんは自分のように社会人になってもできない人はできないですが・・・(笑) 次はコミュニケーション関係の質問をしたいと思います。

次週に続く・・・